エネファームの問題点は、現時点でのエネファームの発電効率は40%程度とあまりよくないということですね。
最新の火力発電であるコンバインドサイクルでは、60%くらいあります。
・お湯が出来すぎる
効率が低いことの裏返しですが、一般家庭で電気を必要なだけ発電させるとお湯が余ります。
エネファームのカタログには「総合効率80%」などとありますが、これは副産物であるお湯を全部使い切った場合の話です。

エネファームシステム
お湯が余ると結果として効率が落ちることになるので、エネファームでは「十分な量のお湯が沸くまで発電したら、それ以上の発電を停止する」という制御を行っています。つまり、あくまでも「お湯が主、電気は副」なのです。
ある人は「湯沸かし器がついでに発電している」と表現する人がいるくらいです。
エネファームのみでの発電分を売電できない
エネファームは電力会社と系統連携を結ぶことはできないのです。
売電メーターやパワーコンディショナーなども設置しません。エネファームは、発電能力がもともと少ない、また言い換えれば、無駄な発電はしないように設計されているのです。
しかし、もしも太陽光パネルを設置してある場合は、エネファームと併用できることになります。
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このケースを一般にダブル発電、W発電等と呼びますが、この場合は売電が可能になっています。
つまりエネファームの発電した電力エネルギーを含め、系統連携によって売電することができるようになるのですが、エネファーム自体での発電に関しては売電できません。
またエネファームに関して補助金制度はあるものの初期費用が高い。(300万円前後)
これらはエネファームのデメリットとしてとらえていくべきでしょう。